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リボ払いで膨らんだ借金はどうすべき? 債務整理のメリットやデメリットを解説!

2019年09月10日
  • 借金問題
  • リボ払い
  • 債務整理
  • 松山
リボ払いで膨らんだ借金はどうすべき? 債務整理のメリットやデメリットを解説!

愛媛県の松山地方裁判所では、平成29年度には637件の新規の破産申し立てがありました。自己破産は、個人の借金が膨らみ返済が難しくなった場合に行う債務整理のひとつの方法です。
借金は、本人の自覚のないまま気が付いたときには多額に膨れ上がっていることも少なくないものです。
たとえばクレジットカードのリボ払いなどでは、毎月一定額を支払えばよいという気軽さから限度額近くまで利用してしまい、返済の見通しが立たなくなってしまうことがあります。
本コラムでは、リボ払いで膨らんだ借金はどうすべきか、債務整理のメリットやデメリットを見ていきつつ、ベリーベスト法律事務所 松山オフィスの弁護士が解説していきます。

1、リボ払いとは

リボ払いとは、「リボルビング払い」を省略した言葉です。
リボ払いを利用すると、クレジットカードでショッピングした総額について毎月決まった一定額を支払いながら返済していくことができます。
毎月、一定額の返済をすればよいため、つい手軽に利用してしまいがちですが、リボ払いの借金の金額が増えれば増えるほど利息の支払いも増えることになります。

一般的なクレジットカードでは、キャッシング枠の金利・手数料は年18%でショッピング枠の金利・手数料は年15%と設定されていることが多いものです。
たとえば100万円分のショッピングをリボ払いする場合には、およそ年15万円もの金利・手数料を支払うことになります。
そのため毎月の返済額が少ない場合には、返済は利息分の支払いに充てられますので、元本が一向に減らず、何年たっても完済できないといった事態に陥る可能性があります。

2、リボ払いで膨らんだ借金も債務整理できる?

クレジットカードのリボ払いで膨らんでしまった借金についても、返済が困難になってしまった場合には債務整理することができることがあります。
債務整理には、主に次の4つの方法があります。

  1. (1)任意整理

    任意整理とは、金融業者と交渉して将来利息(今後の支払いにかかる利息)や遅延損害金(滞納分の損害金)などを免除してもらったり、毎月の支払額を減額してもらい残債務を分割で支払う手続きをいいます。
    金融業者との交渉は債務者ご本人が行うこともできますが、正しい知識と手続きを踏まないと相手側も話し合いに応じてくれない場合があります。なぜなら任意整理とはその名の通り任意の手続きであるため、金融業者側が交渉に応じる義務はないからです。
    任意整理を進めるなら、弁護士に依頼して手続きを進める必要があるといえるでしょう。
    なお、任意整理した場合には、原則として将来利息が免除されことがあるので毎月の返済が元本に充てられることになります。
    そのため金融業者に支払う総返済額は大幅に減額することができますので、返済のめどが立てやすくなります。

  2. (2)特定調停

    特定調停とは、裁判所で調停委員を交えて債務者が金融業者と話し合い返済計画を立て直す手続きです。具体的には、債務の減額や毎月の返済金額の減額や利息の免除などの条件を当事者間で合意できることを目指します。
    特定調停は、契約通りに借金の返済を続けていくことが困難になっている場合に利用でき、通常3年から5年程度支払う返済計画になります。

  3. (3)個人再生

    個人再生とは裁判所を通して行う手続きで、支払えなくなった借金を一定の基準に基づいて減額し、原則として3年間の分割払いにするものです。分割払いは最長5年間まで認められます。
    個人再生は任意整理とは異なり、裁判所によって強制的に大幅に借金を減額できるメリットがある反面、複雑な手続きや数多くの書類の提出が必要とされますし、要求される条件等もあります。
    そのため個人再生は、弁護士に依頼して進める方がよいといえるでしょう。

  4. (4)自己破産

    自己破産とは、裁判所を通して借金を免責(支払い義務の免除)してもらう手続きです。自己破産では、保有している資産については清算しなければならなくなります。
    また、ギャンブルや浪費による借金は、免責を受けられない可能性があります。
    自己破産の手続きについては、約9割の方が弁護士などの専門職に依頼して行っています。

3、リボ払いを債務整理するメリットとは?

リボ払いを債務整理する場合には、まずは任意整理の方法が採られることが多いでしょう。リボ払いを任意整理する場合のメリットは、次のとおりです。

  1. (1)任意整理では将来利息が免除される

    リボ払いにしているカード会社への借金は、任意整理することで原則として将来利息が免除されます。ショッピング枠の一般的な金利・手数料15%の支払いは重い負担となっているので、免除されることは非常に大きなメリットになります。
    将来利息を免除する任意整理が行われた場合には、毎月の支払いを元本に充てることができ借金を着実に返済していくことができるようになります。

  2. (2)返済期間を延長してもらえる

    リボ払いを任意整理すると、どれぐらいで完済できるかといっためどがつきます。
    月々の返済が厳しい状況であれば、月々の返済額を減額して返済期間を延長してもらうことも可能となります。返済期間としては基本的に3年~5年程度返済期間を延長してもらえる可能性があります。

  3. (3)支払いの督促がストップする

    弁護士に債務整理を依頼した場合には、弁護士はカード会社に「受任通知」を送付します。「受任通知」は、以後弁護士が債務者の代理人として債務整理を行うことを通知する文書です。「受任通知」が送付された場合には、債権者は債務者に直接督促などの取り立てを行うことはできなくなります。
    そのため専門家を通して債務整理を行った場合には、カード会社からの支払いの督促がストップするというメリットがあります。

4、リボ払いを債務整理するデメリットとは?

リボ払いを債務整理する場合のデメリットとしては、次のようなものが挙げられます。

  1. (1)信用情報機関に一定期間事故情報が登録される

    債務整理を行った場合には、信用情報機関に事故情報が登録されます。
    信用情報機関とは、クレジットやローンの契約内容や返済情報などを管理する会社です。
    信用情報は「ブラックリスト」などと呼ばれることもありますが、一般の人に信用情報が流出するようなことはありません。
    信用情報機関は、厳格な条件のもとで銀行や消費者金融業者などに情報を開示します。
    債務整理をした場合には、信用情報機関に事故情報が登録されるというデメリットは避けることができません。
    しかし、いずれにせよ、返済が数回滞ってしまえば信用情報機関に登録されることになります。
    債務整理を検討する段階であれば、返済が数回滞ることも十分想定できる状況といえるでしょう。そうなれば結果として信用情報機関に登録されることには変わらないので、任意整理をして早期に完済をした方が良いといえるでしょう。

  2. (2)数年間クレジットカードの作成や新たな借り入れができなくなる

    信用情報機関に事故情報が登録されることにより、基本的には5年間ほど新たにローンを組んだりクレジットカードを作成することができなくなります。
    しかし、5年間ほど経過して事故情報が消去された後には、新たなクレジットカードの作成などができるようになります。

5、弁護士に債務整理を依頼するメリットとは?

弁護士にリボ払いの債務整理を依頼した場合には、主に次のようなメリットがあります。

  1. (1)ケースに応じた債務整理の方法をアドバイスできる

    先にご説明したように債務整理には主に4つの方法があります。弁護士は、それぞれの方法のメリットやデメリットを踏まえたうえでご相談のケースに最適な方法をアドバイスをすることができます。

  2. (2)債務の金額に関わらず債務整理できる

    債務整理は、司法書士も業務として取り扱うことができます。
    しかし債務の金額に関わらず地方裁判所での代理権も有するのは、弁護士のみです。
    そのため弁護士に依頼した場合には、最初から最後まで一貫して債務整理を任せることができます。

  3. (3)直接クレジットカード会社とやり取りをしなくても済む

    リボ払いの返済が滞った場合には、カード会社からのメールや書面、電話などで支払い督促を受けることになります。
    しかし弁護士に依頼した場合には、弁護士へと窓口が変わり、弁護士がカード会社とやり取りをします。
    そのため債務者の方は直接カード会社とやり取りをしなくても済むようになるので、精神的な負担を軽減できるメリットがあります。

  4. (4)煩雑な書類作成や手続きなどを任せられる

    債務整理の方法によっては、多くの書類を作成・収集しなければならない場合もあります。弁護士に依頼した場合には、基本的にはそういった煩雑な書類作成や手続きを一任することができます。

6、まとめ

本コラムでは、「リボ払いで膨らんだ借金はどうすべきか」について債務整理のメリットやデメリットとともに解説していきました。
ベリーベスト法律事務所 松山オフィスの弁護士は、ご相談者のお話をしっかりとうかがい最適な方法をご提案いたします。リボ払いの借金でお困りの場合は、一人で悩むことなく、ぜひお気軽にご相談ください。

  • この記事は公開日時点の法律をもとに執筆しています

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